さて、今回は明るい話じゃありません。
老老介護の話をしたいと思います。
でも、私と同年代や少し若い人、
30代、40代の人には
真剣に考えてもらいたいと思ってます。
私のばあちゃんは末期がんです。
父の意向で自宅療養しているのですが、
両親だけでは対応しきれていません。
なので、
妻と私でケアマネさんや訪問看護師さんと
介護の内容を調整したり、
ばあちゃんが一人になるときは
見守りに行ったりしています。
正直に言って、
介護保険を活用しきれていないので大変です。
最終的には本人や直接介護する両親の意思が尊重されるんです。
だから、私たちが必要な介護だと思っても、
ばあちゃんや父親が不要と言えば、
そうなってしまうんです。
本当は、
毎日誰かに見守りに来てもらいたとか、
介護ベッドを借りてあげたいとか、
そう思ってアドバイスしても、
受け入れてもらえないんですよね。
実際に介護に関わって思ったのですが、
「もう、両親の世代だけでは対応できないんだな。」
って、ことを凄く実感しました。
70歳に近い両親では理解するのは困難だなって。
介護のシステムって複雑なんですよ。
さらに誤解も多いと感じます。
妻や私からすれば、
「介護保険のおかげで両親がフルタイムで働いていても、
安いサービス料でばあちゃんの世話をしてくれる。」
と、見ているのですが、
両親は、
「介護は老人からお金をむしり取っていくもの。」
という意識が強いんです。
介護ベッドのレンタルでも、
「月々、数百円で借りれて不要になったら
返却できる便利なシステム。」
でも、親からすると
「レンタルは形に残らないのでもったいない。」
こんな差が出るんですよ。
今は、ばあちゃんの介護なので、
私達にとって大きな問題は無いのですが、
妻や私の親を介護するときには、
もっと、お金や時間を用意しておかないと
どうにもならないと感じるんです。
今のばあちゃん世代はまだお金がある
私のばあちゃんはじいちゃんの遺族年金で暮らしています。
じいちゃんは、すでに亡くなっています。
もう、20年くらい前です。
じいちゃんは大手企業を勤め上げ、
きっちり厚生年金などを払ってきました。
そのおかげで、ばあちゃんは
しっかりと年金をもらっています。
しかも、遺族年金だから市民税非課税世帯なんですよ。
ひとりで暮らすには十分過ぎるくらいの年金があります。
そして、ある程度の貯金もあります。
両親はというと、
父親はもうすぐ70歳ですがフルタイムで働いています。
母親はやっとフルタイムから抜けて週3日程度。
まだ、働いているんですよ!!
父親は簡単に自宅療養を選択しましたが、
ケアマネさんや看護師さん、私達が凄く心配しています。
介護サービスを使ったり、
訪問看護を受けると多少はお金が必要です。
もちろん、保険範囲内であれば、
それほど高いものではありません。
ばあちゃんの年金で十分にまかなえるんですよ。
でも、親世代の考え方に問題があるんですよ。
「介護は老人からお金をむしり取っていく。」
こんな意識なんです。
- 自分たちの預貯金はそんなに無いし年金の期待できない。
- ばあちゃんが亡くなって自分たちだけの収入で生活するのは不安。
- れから収入が増える見込みは全くなし。
先細りから来る不安は分かります。
でも、ばあちゃんの年金でできることは、
しっかりやって欲しいって思うんですよ。
私達は親の年金や資産に期待できない世代
今はばあちゃんの介護の話ですが、
「今の状況を自分に置き換えたときどうなのか?」
って、考えたんです。
私の両親はそれほど蓄えがありません。
これは母と私がお金について話し合っているので知っています。
妻の両親もそれほど無いことは聞いています。
両親とお金の話をするのは凄く嫌だと感じるかもしれません。
でも、実は早めにしっかりしておいたほうがいいいんです。
両親が高齢になってからのほうが、
ちゃんと理解できなくなるし、
人によっては、
「私が死ぬのを待っている!!」
なんて思うこともあるんですよ。
後になって「親にお金がない!!」なんてなると、
どうしようもなくなるんです。
これはファイナンシャルプランナーとして、
あなたに知っておいてもらいたいことです。
まあ、こんな感じの両親なので、
この調子でいくと私達が両親を介護するときには、
親の年金だけでは賄えないなって思うんです。
私達がお金を援助しないと無理でしょう。
少なくともフルタイムで働いていたら、
全く時間が足りません。
さらに、娘にお金が必要な時期とバッティングするでしょう。
私達は両親のように、
「親の年金や貯蓄が期待できる世代ではない。」
ってことなんです。
正直に言って私は少し焦ってます。
両親の介護のために娘の進学を諦めさせる。
なんて、絶対にさせたくないですからね。
今の年収では全て諦めるしかない
私の今の本業は中小製造業のエンジニアです。
今の職場の年収だと将来的に全く足りません。
多くの会社では「賃金カーブ」というものがあります。
これは年収のグラフなのですが、
- 一番給与が多いケース
- 一番多くの人がたどるケース
- 一番給与が少ないケース
こんなことが分かります。
これを見れば自分の生涯年収は一目瞭然です。
これから自分が得られる給与も分かります。
特に40代を過ぎれば給与収入を増やす
なんてのは至難の業なんですよ。
親の介護を諦めるか、
娘の進学を諦めるか、
自分たちが貧素な暮らしをするか、、、
どれも嫌ですよね。
あなただってそうでしょう。
私はこのラインに乗らないという選択をしました。
ビジネスで自立するという選択です。
少なくとも会社からの給与に依存していては、
明るい未来は無いですよね。
最低でもサラリーマンの給与以外に収入を
得られるようになるべきだと思います。
できるだけ不労所得に近いもので。
あなたが、もし同じような境遇にあるのなら、
「諦める」という選択だけは絶対に避けて下さい。
「座して死を待つ」
だけは絶対にダメだと思うんですよ。
「座して死を待つ」のはダメだと思った理由は
プロフィールでも話しています。
良かったら読んでみてください。
はじめまして、びんちゃんです。 私はサラリーマンとして製造業の設計業務をしながら コンテンツビジネスで社長をやってます。 今では社長なんてやってますが、 実は今まで副業を色々とやってき[…]