股関節を人工関節にしたら生活の質がめちゃくちゃ向上しました。

さて、今回は人工関節置換術の話です。

多分、多くの人は、
「いきなり、何の話ですか?」
って、なると思います(笑)

 

実は私の左股関節は人工関節です。

 

中学生のときに脱臼して手術したのですが、
その手術の影響か歳を取ってから痛みだしました。

そして、病院の先生に、
「痛みを取るなら人工関節にするしかないよ。」
と、言われて手術しました。

世の中、実は膝や股関節の痛みで悩んでいる人が多いんですよ。
私の周りでも2人の方が手術されました。

もし、今手術するか迷っていてるなら、
手術を受けることをオススメします。

なぜなら、

  • 手術後にQOL(Quality of Life/生活の質)がめちゃくちゃ向上した
  • 場合によって障害年金を受け取ることができる

 

もちろん、デメリットもあります。

自分の体の一部が人工物になるので躊躇もしました。

でも、実際に手術を受けたところ、
メリットのほうがありすぎて、
デメリットは、ほとんど気になりません。

あと、私の場合は

「会社に頼らない生き方を考えよう。」

というきっかけにもなりました。

実際に手術してどれくらい良くなったかというと、、、

 

私は手術前、歩くのも辛い状況でした。

 

  • バイクにまたがるのが困難。
  • 長時間歩けない、立っていられない。
  • 娘をだっこして歩くなんて全然無理。
  • 車の乗り降りも辛い。
  • 股関節が真っ直ぐにならないので姿勢が悪い。
  • あぐらがかけない
  • 自転車を漕ぐのが辛い、サドルが低いと漕げない。

 

こんな感じで日常生活がかなり辛い状況でした。

 

でも、今では上記のほとんどが解決されました。

 

さらに、

  • 股関節の可動域が広がった
  • バイクを普通にまたげる。
  • 20kmくらいのハイキングも普通に歩ける。
  • 富士登山に行けた。
  • 社会人になってから止めたスキーに復帰。
  • 身長が1.5cm伸びた。(姿勢が良くなった。)

と、

 

諦めていたことに復帰したりチャレンジしたり
できるようになったんです。

 

特に股関節の可動域が広がったことが大きかったです。
自転車も漕げるし、階段も登りやすくなったし。

 

まだ、体育座りまではできませんが、
座布団をおしりに敷いてあぐらをかくくらいまではできるようになりました。

 

可動域の狭すぎる人は手術時に腱を切って広げることもあるそうです。
これは先生と相談してみてください。

 

こんな感じで本当に生活の質が
めちゃくちゃ上がったんですよ。

 

本当にやって良かった。
と、いうかもっと早くやれば良かったです。

 

やっぱり、デメリットもある

 

人工関節にだってできないことや、
デメリットがあります。

 

  • やっぱり手術はちょっと怖い。
  • 強い内転は関節が外れる可能性がある。
  • 強い衝撃を受けると関節が外れる可能性がある。
  • 寿命が20年と言われている。
  • 関節部分に菌が入ると再手術の可能性がある。

 

手術する前は私も躊躇しました。
怖さもありました。

 

「股関節が自分のものでなくなるんだよなぁ。」

「人工関節だとできないこともあるんだよなぁ。」

 

って、思うとちょっと辛くなりました。

だって、自分の一部が無くなってしまうんですからね。
誰だって辛いし悩むと思います。

 

でも、

「このまま痛いのを我慢し続けて、これからの生活をやってけるのかな?」

「娘にせがまれても運動会で親子競技できないよなぁ。」

「色々なことを諦め続けることになるよなぁ。」

って、思ったとき、

痛みが取れるなら手術しようと思ったんです。

 

と、覚悟を決めたものの手術本番のときは手術慣れしている私でも

「ちょっと嫌だな。」

って、思いました。

 

変に手術慣れしているので、

「麻酔が覚めた後の痛いの嫌だなぁ。」

とか、考えることがちょっと違いますが(^^;

 

こればっかりは仕方ないです。
体を切ったり貼ったりするので痛いのは仕方ないです。

でも、昔と違い術後も麻酔を腰椎から入れたりして
もらえるので随分良くなっていると思います。

 

人工関節は天然?の関節より動きに制限があります。

例えば内転。

内転とはつま先を内側にひねることです。
私の場合、ちょっと問題があります。

 

「スキーのボーゲンができない!!(T_T)」

 

ボーゲンとはスキー板をハの字にして滑るやつです。
これは内転の動作になるんですよ。

 

手術したときは、

「よっしゃー!!スキーできるようになるぜ!!」

と、能天気だったのですが、

 

後から考えると、

「ダメやん、ボーゲンやったらあかんやん、、、」

と、気づきました。

でも、実際にやってみて、思いっきり広げなければ大丈夫でした。
思いっきり板が鈍角になるようなのはヤバいと思います(笑)

 

そして人工関節の寿命ですが、
これは私も気になりました。

 

私が先生から聞いたのは、

「20年前の人工関節が20年以上使えているから
そう言われているだけで、今のものは放射線照射で
樹脂を強化したり、材質が良くなったりしているので、
もっと伸びているはず。」

と、言われました。

 

40歳で手術して20年後は60歳。
入院したときは70歳くらいの人がたくさん手術を受けていました。

だから、

「どうせ寿命が来るならガンガン使って60歳で再手術すればいい。」

と、考えることにしました。

20年後にまだまだ使えたら儲けものです(笑)

 

それから、転倒と菌については注意するしかないですよね。

歯の根を治療するときとかに菌が入ることがあるそうなので、
病院にかかるときは必ず人工関節であることを先生に伝えています。

 

転倒は、、、

自分次第ですよね(^^;
もらい事故ってこともありますし。

今のところスキーで転倒した程度では大丈夫でした。
保証はできませんが、、、

こんな感じで気をつけないといけないことはいくつかありますが、

 

生活の質の向上に比べたら大したこと無いと私は思っています。

 

それくらい生活がラクになりました。

 

どんな入院生活だったか?

ざっくりと私の入院時の話をします。
2015年に手術をしました。

私の場合、近所に2ヶ所も手術ができる病院があり助かりました。

同じ時期に入院していた方で遠方からわざわざ来られている方もいました。
近所に無かったら少し大変かもしれません。

 

2ヶ所あるうちの大学病院を選んだのですが、

「部屋がキレイそう。」
「ごはんが美味しそう。」

って、理由です。

 

先生の腕とか全く考えていませんでした(笑)

 

でも、コレって大事なんですよ。

やっぱり、部屋が汚いと嫌だし、
ごはんが不味いのも辛い。

 

なんだかんだ言って入院生活の楽しみはごはんくらいなんですよ。

 

私が入院した病院は設備は整っていて院内にコンビニがありました。

これが曲者でヒマだからついつい使ってしまうんです。

「時間あるし新聞買おう。」
「リハビリのご褒美にアイスを買っちゃおう。」

毎日、500円くらい使っちゃうんですよ。
ホント曲者です(笑)

 

そして術後の話ですが、

手術直後、麻酔が覚めたとき、

「ぐわっ!!マジで痛い!!今までで一番痛い!!(T_T)」

って痛みでした。

そりゃ、関節を切った張ったしてるんですから当たり前ですよね。

 

結構辛くて翌朝の朝食は普通食で介助なし。
辛すぎて食べきれませんでした。

でも、昼食は時間がかかりましたが食べきりました。

 

実は私は整形外科にお世話になりまくっています。

 

人工関節の手術までに骨折で抜釘を含めて5回の手術をしていますが、
術後、麻酔を腰から入れていたにも関わらず一番痛かったです。

だからといって耐えられない痛みかといえばそんなことは無かったです。
「ギャー」って叫んだりはしていませんからね。

 

術後直ぐは痛かったですが2、3日で痛みは随分マシになりました。

 

痛みが取れるのは他の手術に比べて早かったように覚えています。

そして、入院期間は3週間でした。

両足同時に手術した人は4週間だったそうです。

 

大学病院のあるあるらしいのですが、
術後は何も無ければ最短で放り出されます。

 

結構、スパルタですよ。

 

どのような入院生活だったかというと、

第1週は車椅子生活。

なんと、術後4日目からリハビリが始まりました。
術後できるだけ直ぐに始めるそうで、ここもスパルタです(^^;

この頃からトイレも車椅子を使って自力で行っていました。

 

第2週は松葉杖生活。

最初にリハビリの先生に松葉杖の使い方を教わります。
私の場合は昔取った杵柄で何の問題もなく使えたのでスルーでした。

 

そうそう、松葉杖を使うコツは

  • 体重は手で支えること
  • 脇は挟むだけ
  • できるだけ垂直に使う

この3つです。

よく誤解されるのですが、

脇は挟むだけで、体重は支えません。

ここで体重を支えるとめちゃくちゃ痛いし疲れます。

 

あと、濡れているところは要注意です。

濡れているところで松葉杖をハの字にして使うと、
杖が滑ってすっ転びます。

これは何度も経験しました。
マジで痛いので濡れてる場所は注意してください。

この段階で抜糸も終わりシャワーも使えるようになりました。

これは病院によって違うようです。
もっと早くシャワーやお風呂に入れる病院もあるそうです。

 

ここから少しずつ病棟を歩いたり、
病院の周囲を散歩したりと、
自分でリハビリも始めました。

 

自分でのリハビリはやりすぎて痛めたり、
転んでしまう人もいるそうなので無理はしないほうがいいですね。

 

第3週は杖生活。

ここから実生活に向けてのリハビリが始まりました。
実生活ができるよう杖の使い方とか教わります。

私は推奨されてはいなかったのですが、
登山用のモンベルの杖を使っていました。

それは軽くて長さが無段階で調整できたからです。

それと普通の杖は年寄臭かったんです(^^;

 

他にも

  • 深い椅子に座ってはダメ(半年くらい?の期間限定)
  • 内転の動作は関節が外れる可能性があるので避ける

 

こんなことが指導されます。

そして、私の入院した病院は股関節を曲げずに靴下を履ける
アイテムをくれて使い方も教えてくれました。

やわらかい樹脂の板を切ってヒモを付けただけなんですが、
これがめちゃくちゃ便利で、

「あぁ、手術前にも欲しかったぁ。」

って、くらい便利です。

そして、3週間で杖をついて歩けるまでになり無事に退院しました。

 

ここから2週間の自宅療養

私の場合、先生から2週間の自宅療養を進められました。

当初、直ぐに職場復帰するつもりでした。

しかし、思った以上に体がきつかったのと、
正月休みがあったので会社に連絡して休むことにしました。

 

さすがに術後3週間では職場に行く力はありませんでした。

 

それでも、ショッピングモールに行ったり
映画に行ったりするくらいはできました。

家の中であれこれするのも疲れはしますが、
できないことはないという感じでした。

このあと、退院してから1ヶ月目、3ヶ月目、
6ヶ月目と通院しました。

後は年に1回の通院

 

もう3ヶ月目には杖も外れ、何も問題ない状況になりました。

私の場合はこんな感じだったので、

少なくとも術後5~6週間くらいで社会復帰できます。

思っているより早く復帰できますよ。

 

障害年金が受け取れる可能性がある

意外に知られていないのですが、
人工関節にすると障害年金が受け取れる可能性があります。

条件は厚生年金に加入していること。

障害年金には基礎年金と厚生年金があります。
基礎年金は1,2級、厚生年金は1~3級があります。

 

股関節を人工関節にした場合、

厚生障害年金3級に該当する可能性があるんです。

もし、厚生年金に加入している(していた)方で
老齢年金を受け取っていなければ受給できる可能性があります。

 

こういう制度は年度ごとに変わるので注意が必要です。

 

ちょっとの違いで受けられないなんてのはザラにあるんですよ。

 

例えば平成25年度(2013年)までは人工関節の手術を受けると、
自動的に身体障害者4級でした。

実は障害者に認定されると恩恵が凄いんですよ。

色々なところの駐車場や、高速代、自動車税、所得税減税、
場所によってはスキーのリフト券も安くなります。

 

障害年金の詳細は司法書士など障害年金の申請を専門にしている方が
いるので相談してみてください。

最初、私は自力で障害年金を申請しようとしました。

しかし、年金事務所の担当者が変わるたびに言うことが変わり
二進も三進もいかなかったのでプロに依頼しました。

個人で申請なんて絶対無理って感じです(^^;

 

ちなみに、障害者手帳と障害年金は全くの別物です。

あと、私の場合は手術を受けるのに手術前に障害者5級の認定を受けました。

(このときに障害者の恩恵を色々と授かりました。)

これは社会復帰支援の仕組みを使えば、
手術費用を安く抑えることができるからです。

病院から勧められて手順とか全て教えてもらって申請しました。
詳しくは病院に確認してみてください。

 

そして、会社に依存するのはやめようと思った

 

実はこの手術をきっかけに職場で大きな変化がありました。

この手術をする前は職場のリーダーでした。
部下やアシスタントもいてチームを任されていました。

 

しかし、手術した次の4月になんの前触れもなく降ろされました。

 

ホントに寝耳に水で何の説明もなく
突如、一人親方みたいなポジションに置かれました。

それまでも、私のチームにはどちらかというと、
厄介な人が配置されました。

そのたびに信頼を築いて仕事ができるようになってもらいました。

そして、仕事ができるようになると、
何の説明もなく引き抜かれて、また厄介な人が来る。

こんなことが3回ありました。

 

さらに私の代わりに新しくリーダーになった人は、

私が手術を受ける前に既にリーダーになることを聞いていたそうです。

 

これは元アシスタントさんがこっそり教えてくれました。

 

「〇〇さん、今度リーダーになるんだって、
あちこちで言いまわってましたよ。」って。

私はこれで上司に凄く不信感を抱きました。

ちゃんと説明があれば納得していたかもしれません。
でも、こういう形で差をつけられると不信感しかありません。

「あぁ、人事についてすらちゃんと説明できないんだ。」

「サラリーマンってちょっと健康不安があるだけで出世から外されるんだ。」

はっきり言って人工関節のほうが以前よりちゃんと
動けるんですから健康不安が解消されてるんですよ。

 

それまで、一生懸命働いてきたつもりでしたが、
何か気持ちがプッツリ切れてしまったんです。

 

ここから、

「よし、自分で稼げるようになろう!!」

と、不動産投資や講師業、ネットビジネスの世界へ進むことになりました。

 

手術を受けず、さらに職場での待遇が変わっていたら、
腐っていたかもしれません。

手術のおかげで精神的にも前向きになれたんです。

 

まとめ

 

私の経験はこんな感じでしたが、

それをまとめると、

  • 手術はやっぱり怖いし痛い。
  • 5~6週間で社会復帰。
  • 3ヶ月でほぼ復活、6ヶ月で完全復活。
  • 人工関節の寿命は20年以上。
  • 股関節の可動域が広がった。
  • 人工関節の寿命で再手術が必要となってもメリットのほうが大きい
  • 気持ちも前向きになるメリットがある

やっぱり手術は痛いし怖いです。
でも、得られるメリットはめちゃくちゃ大きいです。

 

今でも自転車やスキーをやっていますが、
スノボとか他のスポーツもチャレンジしてみようと考えています。

 

さらに、新しくネットビジネスにも挑戦しようと思えるようになりました。

 

これって未来の時間に投資したのと同じだと思うんです。
未来の時間が増えたり質が上がったりすれば色々なことができます。

時間は唯一の有限資産で、それが増えるって凄いことなんですよ。

こんな感じで、手術をするだけで可能性が凄く広がります。

 

今、痛みがあるとか、
手術をするか悩んでいるって人は、
ぜひ、人工関節置換術を検討してみてください。

 

手術に興味あるけど不安だなって方はいつでも、
メルマガの返信やTwitterのDMで連絡ください。

私の分かる範囲で良ければいつでも相談に乗ります(^^)

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