コンテンツ的にAdoさんの「うっせぇわ」に若者がハマり、シニアが毛嫌いする理由を探ってみた。

今回はAdoさんの歌「うっせえわ」の歌詞を見ていきます。

知らない人はちょっとコレを聞いてください。

この歌、娘は大好きです。
まだ小学生なのでノリだけかも知れませんが。

でも、妻は大嫌いです。

 

私は今の40・50代を上から目線でディスりまくって

「ディスりまくりで、めっちゃ笑える!!」

と、笑いながら見てました。
若者ぶってるわけではないですよ(笑)

 

好き嫌いが激しく出る歌ですが、
実はこれには歌詞に明確な理由があります。

それは共感と直接的な否定です。

ファンになってもらうには共感が必要、
逆に直接的な否定をすると嫌われるんです。

これはコンテンツを作る上で非常に重要なんですよ。

この共感と否定という視点から、
歌詞を見ていきたいと思います。

 

でもね、実は、

こういうのってのは昔からずっとあるんですよ。

 

例えばドリフ。

ドリフのネタには子供が大好きな下ネタが入っています。
でも、当時の大人の常識からは外れていたんですよね。

PTAに目の敵にされていた、
なんてのを思い出します。

歳がバレますね(^^;

 

クレヨンしんちゃんなんかもそう。

私の妻は「下品だ!!」って大嫌いです。

 

でも、実は話の内容が凄く良かったりもするんですよ。

興味がある人は嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国とか
見てみると面白いと思います。

Adoさんってどんな人?

調べてみましたが全然分かりませんでした(^^;

2002年10月24日生まれの女性

現役高校生だそうです!!

2020年10月23日にユニバーサルミュージックから
17歳最後の日にメジャーデビュー

独特の歌声で低音から高音まで出てるし、

音痴な私からすると、

「すげー!!カッコいい!!」

って、思っちゃいます。

女子高生がメジャーデビューって、
いや、ホント凄いですよね。

上から目線でディスる歌詞

歌詞は若者目線でシニアをディスっているわけですが、
話が分かりやすいようざっくりと、

  • 10~30代が若者
  • 40代以降がシニア

と、して話していきます。

「うっせぇわ」はドリフやクレヨンしんちゃんと違い、

若者とシニアの敵対が
めちゃくちゃ鮮明な歌詞なんですよ。

ドリフとかシニアを全否定しませんからね。

 

ちょっと、ここからは
歌詞の内容を見ていきます。

 

正しさとは愚かさとは
それが何か見せつけてやる

 

最初からかなりシニアに対して挑発的ですよね。

シニアに対して
「あなたの愚かさを見せつけてやる」
って、言ってるんですからね。

超直球で
「今から否定してやるっ!!」
って、言ってます。

言われたほうは、
心穏やかではないですよ。

 

誰だって自分の価値観や人生を直接的に
否定されるとプライドが傷ついて拒絶するんですよ。

 

共感してもらいたい相手に
コレは絶対にNGです。

 

ちっちゃな頃から優等生
気づいたら大人になっていた
ナイフの様な思考回路
持ち合わせる訳もなく

 

今のシニアが「いい子ちゃん」をやって、
無思考で成長したってのを、
分かりやすく表現していますよね。

しかも、かなりキツい言葉で(笑)

 

この分かりやすいって大切ですよ。

 

わかり易くないと人は拒絶しちゃうんです。
特に文章。

これは気をつけないとダメですね。

 

でも遊び足りない何か足りない
困っちまうこれは誰かのせい
あてもなくただ混乱するエイデイ (Every day)

 

これはシニアの葛藤と現状ですよね。

葛藤はあるけれど行動しない自分を棚上げして、
今の不満を他人のせいにしている。

 

確かにあるあるですよ。

 

シニアは不満たれてるけど行動しない。
若者にはそう見えているです。

 

と、いうかAdoさんは、

しっかりシニアをリサーチして歌詞書いてますね。

リサーチしないとこれは書けません。

 

ブログもリサーチ命ですよ。

それもそっか
最新の流行は当然の把握
経済の動向も通勤時チェック
純情な精神で入社しワーク
社会人じゃ当然のルールです

ディスる前に同情する前振り。
意地が悪いほどシニアを落としますねぇ(笑)

 

今のシニアは自分の親やメディアが流してきた
常識を無思考に信じて生きてきたとを、

 

たった5行の歌詞で明確に表していますよね。

 

短く、分かりやすくまとめてるのが、

「ホントに17歳の女の子が書いたの???」

いや、マジで尊敬しますよ。
ホント、凄いわ。

 

17歳の私には絶対できませんね。

 

学校の課題でも文字数の水増しに必死でしたから(^^;

 

でも、そんな私でも今はブログ書いてます。
実は才能やセンスではなく、技術の世界なんですよ。

 

はあ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
あなたが思うより健康です

 

この健康ってのは、
「頭はまともですよ。」
って、意味でしょうね。

 

一切合切凡庸な
あなたじゃ分からないかもね
嗚呼よく似合う
その可もなく不可もないメロディー
うっせぇうっせぇうっせぇわ
頭の出来が違うので問題はナシ

 

今のシニアが常識にとらわれて、
可もなく不可もなく生活していることを表現してますね。

頭の出来が違うっていうのは、

「常識が違う」

って、ことでしょう。

立ち位置が変われば常識も変わる。

若者とシニアもそうですが、
これは、労働者と経営者や資本家とも同じ。

経営者や資本家になりたければ、
労働者の常識は捨てないとダメなんですよ。

人は常識に引っ張られます。

年収400万円が常識と思っていると、
自然とそうなってしまうものなんです。

 

私は常識は疑うべきものだと思っています。

 

常識に囚われると、
その範囲内でしか成長しませんよ。

 

つっても私模範人間
殴ったりするのはノーセンキュー
だったら言葉の銃口を

その頭に突きつけて撃てば
マジヤバない?止まれやしない
不平不満垂れて成れの果て
サディスティックに変貌する精神

 

いや、もうなんて言ったらいいんでしょう(^^;

私はSNSの言葉の暴力を思い出しました。

今のシニアはリアルでは何もできないから暴力も振るわない。

でも、匿名になれば言葉という銃を平気で
人のこめかみに突きつける。

今のシニアの闇ですね。

 

クソだりいな
酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい
皆がつまみ易いように串外しなさい
会計や注文は先陣を切る
不文律最低限のマナーです

 

社会人というかサラリーマンの常識ですかね。
私も思うところは多々あります。

「その常識、本当に正しいの?」
「それ、やる意味があるの?」

そんなことを無思考で受け入れて、
行動するサラリーマンをディスってますね。

 

これは凄く共感します。
サラリーマンを経験して思うのが、

  • 意味不明な前例主義
  • 「やらない」リスクはリスクヘッジだと思っている。
  • 信頼ではなく、肩書で仕事は回すもの
  • 客観性ゼロ、上司の主観だけの人事
  • ホンネを言えないタテマエ社会

 

こんな世界を見てきて、

「あぁ、僕はこの世界は向いてないわ、、、」

って、心底思うようになりました。

 

他にもこんな思いがあって、
サラリーマンの世界と決別しようと思ったわけです。

 

はあ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
くせぇ口塞げや限界です…

絶対絶対現代の代弁者は私やろがい
もう見飽きたわ
二番煎じ言い換えのパロディ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
丸々と肉付いたその顔面にバツ

 

ここが一番大事なところですよ。

自分ではっきりと「代弁者」と言ってます。

そう、Adoさんは若者の気持ちを
強烈な言葉で代弁しているんです。

シニアを超敵視してディスるのを代弁してるんです。
これは強い共感を得られます。

 

世の中にはホンネとタテマエがあります。

 

特に日本社会はこれが強いんです。

若者はシニアの常識に付き合わされるのが
ホンネでは死ぬほどイヤなんですよ。

でも、会社ではそうはいかないし、
タテマエで付き合う。

そんなホンネをガチで代弁してるんです。

このホンネとタテマエの力は非常に強力です。

人はホンネをくすぐられるたり、
代弁してもらえると嬉しいんですよ。

「丸々と肉付いたその顔面」って、
上司のことですかね?

表現が面白い(笑)

 

うっせぇうっせぇうっせぇわ
ぅっせぇうっせぇうっせぇわ
私が俗に言う天オです

うっせぇうっせぇうっせぇわ
あなたが思うより健康です
一切合切凡庸な
あなたじゃ分からないかもね
嗚呼つまらねぇ
何回間かせるんだそのメモリー
ぅっせぇうっせぇうっせぇわ
アタシも大概だけど
どうだっていいぜ問題はナシ

 

ざっくり言うと、

凡庸なシニアと天才の若者では違うんだよ。
でも、私達とは関係ないからどうでもいいし問題ないわ。

「あなたたち、何もしてこなかったでしょ?」
「後は私達がやるから邪魔しないでね。」

こんな感じに受け取れます。

思いっきりシニアを突き放していますよね。

 

いや、ホント、
かなり強烈な歌詞ですよね。

でも、何も考えずに不満を垂れ流してる
歌詞ではないことが分かったと思います。

敵を作って敵視して共感を集めているんです。

ただの不平不満の垂れ流しだと、
誰にも受け入れられませんよ。

 

まとめ

 

かなり強烈にシニアをディスってますよね。

でも、これがコンテンツを作る上で凄く重要だってのが、
なんとなく分かってきたと思います。

  • シニアを敵にして若者の共感を得ている
  • シニアは自分を直接的に否定されてるから不快感を感じる。
  • シニアを敵視することで共感を強くしている

 

この歌詞はこんな手法が使われて
いるのが凄くよく分かります。

これはブログでもメルマガでもSNSでも、
コンテンツなら何にでも応用できるんです。

 

若者の考えをリサーチしたい場合も
この歌詞を参考にできますしね。

一度、自分で歌詞を読み直すと、
より理解できると思いますよ。

とにかく、人が面白いと思うものは、
どんどん触れるようにしてください。

これがコンテンツ力を磨く一番の方法です。

歌詞の内容は分かったけど、
ブログの書き方がイマイチ分からないって方は
この記事を参考にしてみてください。

40代からサラリーマンを辞める物語

さて、今日はブログ記事を書きたいけど 書けない、、、 書き方が分からない、、、 そんなあなたにネタが無くても読まれる 文…

「この歌、超キライ!!」

って、思った人は、
自分の葛藤や悩み、問題を直球で指摘されているんです。

拒絶しないで受け入れて、
自分を見直す良い機会だと思いますよ。

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